From b8ecc852fef55df90f261d3330c62e1936f61156 Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: KATOH Yasufumi Date: Mon, 20 Nov 2023 19:13:41 +0900 Subject: [PATCH 1/2] Add Japanese Incus introduction page * Update menu * Japanese announcement page * Japanese introduction page Signed-off-by: KATOH Yasufumi --- content/STRUCTURE.ja.json | 8 +- content/incus/announcement.ja.md | 65 +++++++++++ content/incus/introduction.ja.md | 185 +++++++++++++++++++++++++------ 3 files changed, 224 insertions(+), 34 deletions(-) create mode 100644 content/incus/announcement.ja.md diff --git a/content/STRUCTURE.ja.json b/content/STRUCTURE.ja.json index e6508794..08a8f430 100644 --- a/content/STRUCTURE.ja.json +++ b/content/STRUCTURE.ja.json @@ -16,6 +16,12 @@ "generator": "markdown", "meta": {"input": "incus/introduction.ja.md"}}, + {"path": "/incus/announcement/", + "title": "Incus - アナウンス", + "menu": ["Incus", "アナウンス"], + "generator": "markdown", + "meta": {"input": "incus/announcement.ja.md"}}, + {"path": "/incus/try-it/", "title": "Incus - オンラインでの試用", "menu": ["Incus", "オンラインでの試用"], @@ -25,7 +31,7 @@ {"path": "/incus/docs/", "menu": ["Incus", "ドキュメント"], "generator": "link", - "meta": {"url": "https://linuxcontainers.org/incus/docs/main/"}}, + "meta": {"url": "https://incus-ja.readthedocs.io/ja/latest/"}}, {"path": "/incus/downloads/", "title": "Incus - ダウンロード", diff --git a/content/incus/announcement.ja.md b/content/incus/announcement.ja.md new file mode 100644 index 00000000..b3fa9562 --- /dev/null +++ b/content/incus/announcement.ja.md @@ -0,0 +1,65 @@ +# Incus の紹介 + +2023 年 8 月 7 日 + + +Linux Containers プロジェクトは、プロジェクトに Incus を加えるアナウンスができることをうれしく思います! + + +Incus は完全な新規プロジェクトではありません。 Aleksa Sarai が作成した LXD のフォークです。 +[Aleksa Sarai](https://github.com/cyphar) は runc、umoci や、その他の OpenContainers プロジェクトでの取り組みと、Linux カーネルへの貢献でもよく知られています。 + + +それに加えて、彼は OpenSUSE での LXD のパッケージャーを長い間つとめてきました。 +Aleksa は、Canonical が LXD を Linux Containers から外す決定をしたあと、LXD 5.16 のリリースの直後に Incus という名前をつけてフォークを作成しました。このフォークは、最初個人プロジェクトとしてフォークされましたが、それ以来、コミュニティと元 LXD のコントリビューターの両方からかなりの関心を集めています。 + + +Aleksa との話し合いと、コミュニティからの励ましで、私たちは Incus を Linux Containers の傘下に置くことを決定し、以前 LXD で利用できたインフラを Incus に委ねることにしました。 + + +Incus の目標は、Canonical の LXD に代わる、完全にコミュニティ主導の代替手段を提供することです。そして、LXD 開発中に発生した、下位互換性を壊さなければ修正できなかったいくつかのミスを修正する機会を提供します。 + + +Aleksa に加えて、Incus の初期メンテナーには [Christian Brauner](https://github.com/brauner)、[Serge Hallyn](https://github.com/hallyn)、[Stéphane Graber](https://github.com/stgraber)、[Tycho Andersen](https://github.com/tych0) が含まれ、事実上、かつて LXD を作成したチーム全体が含まれます。 + + +現時点では明確に決定したロードマップはありません。Incus は LXD で起こっている変化を追跡しています。そして、異なる決定が行われ、ゆくゆくは LXD からは分岐するでしょう。 +Incus の stable リリースは、少なくとも 2 〜 3 ヶ月先になる可能性が高いため、既存の LXD ユーザーは移行方法を見つけることを急ぐ必要はありません。 + + +次で詳細を確認したり、質問したりできます。 + +- Github: [https://github.com/lxc/incus](https://github.com/lxc/incus) +- フォーラム : [https://discuss.linuxcontainers.org](https://discuss.linuxcontainers.org) + +Sincerely, + + +Aleksa Sarai と Linux Containers チーム + +   Christian Brauner +   Serge Hallyn +   Stéphane Graber diff --git a/content/incus/introduction.ja.md b/content/incus/introduction.ja.md index b3fa9562..a3262d3d 100644 --- a/content/incus/introduction.ja.md +++ b/content/incus/introduction.ja.md @@ -1,65 +1,184 @@ -# Incus の紹介 +[TOC] + +# Incus とは? + +Incus は、次世代のシステムコンテナと仮想マシンのマネージャーです。コンテナや仮想マシン内で動く、完全な Linux システムに対する統一したユーザー体験を提供します。 + + +Incus はイメージベースであり、広い範囲の [Linux ディストリビューション](https://images.linuxcontainers.org)のイメージを提供します。さまざまなストレージバックエンドやネットワークタイプをサポートし、個人のラップトップやクラウドインスタンスからフルサーバーラックまで、さまざまなハードウェアにインストールできる選択肢により、さまざまなユースケースに対応する柔軟性と拡張性を提供します。 + + +Incus を使用すると、インスタンスをシンプルなコマンドラインツールを使ったり、直接 REST API を使ったり、サードパーティーのツールやインテグレーションを通したりして、インスタンスを管理できます。Incus は、ローカルとリモートのアクセス両方に単一の REST API を実装しています。 + + +Incus プロジェクトは、Canonical の LXD のコミュニティー主導のフォークとして Aleksa Sarai によって作られました。[アナウンス](/ja/incus/announcement/)をご覧ください。 + +## はじめてみよう + +Incus が何で、Incus が何をするのかについてをよく理解するために、[オンラインで試す](/ja/incus/try-it/)ことができます! + + +ローカルで Incus を実行したい場合は、[スタートガイド](https://incus-ja.readthedocs.io/ja/latest/tutorial/first_steps/)をご覧ください。 + +## コンテナと仮想マシン + +Incus はシステムコンテナと仮想マシンへのサポートを提供します。 + + +システムコンテナを実行している場合、Incus は完全なオペレーティングシステムの仮想バージョンをシミュレートします。このため、Incus はホストシステム上で実行されているカーネルが提供する機能を使います。 + + +仮想マシンを実行する場合、Incus はホストシステムのハードウェアを使いますが、カーネルは仮想マシンが提供します。したがって、仮想マシンを使用して、たとえば、別のオペレーティングシステムを実行できます。 + + +アプリケーションコンテナとシステムコンテナ、仮想マシンとの違いについては、[私たちのドキュメント](https://incus-ja.readthedocs.io/ja/latest/explanation/containers_and_vms/)で学べます。 + +# 機能 + +Incusの最大の特徴は次の通りです: + + +コア API +: * [安全な設計](/incus/docs/main/security) (非特権コンテナ、リソース制限、認証などを通して) + * [直感的](/incus/docs/main/rest-api) (シンプルで明確な API、わかりやすいコマンドラインの使い心地) + * [スケーラブル](/incus/docs/main/clustering) (ラップトップから数千のコンピュートノードのクラスターまで) + * [イベントベース](/incus/docs/main/events) (ロギング、操作、ライフサイクルイベントの提供) + * [リモートからの使用](/incus/docs/main/remotes) (ローカルとネットワークアクセスで同じ API) + * [プロジェクト機能のサポート](/incus/docs/main/projects) (イメージとプロファイルの組を区分けする方法として) + + +インスタンスとプロファイル +: * [イメージベース](https://images.linuxcontainers.org) (さまざまな Linux ディストリビューションのイメージを毎日公開) + * [インスタンス](/incus/docs/main/instances) (コンテナと仮想マシン) + * [プロファイルを通した設定](/incus/docs/main/profiles) (コンテナと仮想マシンの両方に適用可能) + -2023 年 8 月 7 日 +バックアップとエクスポート +: * [バックアップとリカバリー](/incus/docs/main/backup) (Incus が管理するすべてのオブジェクト) + * [スナップショット](/incus/docs/main/reference/instance_options/#snapshot-scheduling-and-configuration) (インスタンスの状態を保存し、復元するために) + * [コンテナとイメージの転送](/incus/docs/main/image-handling) (イメージを使用し、異なるホスト間で) + * [インスタンスのマイグレーション](/incus/docs/main/migration) (既存のインスタンスのインポート、サーバー間でのインスタンスの転送) -Linux Containers プロジェクトは、プロジェクトに Incus を加えるアナウンスができることをうれしく思います! +設定可能であること +: * [複数のストレージバックエンド](/incus/docs/main/explanation/storage/) (設定可能なストレージプールとストレージボリューム) + * [ネットワークの管理](/incus/docs/main/explanation/networks/) (ブリッジの作成、設定、ホスト間のトンネルなど) + * [高度なリソース制御](/incus/docs/main/reference/instance_options/#resource-limits) (CPU、メモリー、ネットワーク I/O、ブロック I/O、ディスク使用率、カーネルリソース) + * [デバイスパススルー](/incus/docs/main/reference/devices/) (USB、GPU、UNIX キャラクターデバイス・ブロックデバイス、NIC、ディスク、パス) + +# 可用性 -Incus は完全な新規プロジェクトではありません。 Aleksa Sarai が作成した LXD のフォークです。 -[Aleksa Sarai](https://github.com/cyphar) は runc、umoci や、その他の OpenContainers プロジェクトでの取り組みと、Linux カーネルへの貢献でもよく知られています。 +Incus は最近の Linux ディストリビューションで動きます。 -それに加えて、彼は OpenSUSE での LXD のパッケージャーを長い間つとめてきました。 -Aleksa は、Canonical が LXD を Linux Containers から外す決定をしたあと、LXD 5.16 のリリースの直後に Incus という名前をつけてフォークを作成しました。このフォークは、最初個人プロジェクトとしてフォークされましたが、それ以来、コミュニティと元 LXD のコントリビューターの両方からかなりの関心を集めています。 +Incus の開発元は、直接パッケージを提供しません。しかし、パッケージは多くのディストリビューションで利用可能であり、またサードパーティーのリポジトリーから入手できます。 -Aleksa との話し合いと、コミュニティからの励ましで、私たちは Incus を Linux Containers の傘下に置くことを決定し、以前 LXD で利用できたインフラを Incus に委ねることにしました。 +Debian と Ubuntu のユーザーは、[Zabbly が提供するパッケージ](https://github.com/zabbly/incus)をおすすめします。 -Incus の目標は、Canonical の LXD に代わる、完全にコミュニティ主導の代替手段を提供することです。そして、LXD 開発中に発生した、下位互換性を壊さなければ修正できなかったいくつかのミスを修正する機会を提供します。 +さらに、Incus クライアントは Windows と macOS で利用できます。クライアントを使い、Linux マシン上で動く Incus サーバーに接続できます。 -Aleksa に加えて、Incus の初期メンテナーには [Christian Brauner](https://github.com/brauner)、[Serge Hallyn](https://github.com/hallyn)、[Stéphane Graber](https://github.com/stgraber)、[Tycho Andersen](https://github.com/tych0) が含まれ、事実上、かつて LXD を作成したチーム全体が含まれます。 +詳細は、[インストールガイド](https://incus-ja.readthedocs.io/ja/latest/installing/)をご覧ください。 +# サポート -現時点では明確に決定したロードマップはありません。Incus は LXD で起こっている変化を追跡しています。そして、異なる決定が行われ、ゆくゆくは LXD からは分岐するでしょう。 -Incus の stable リリースは、少なくとも 2 〜 3 ヶ月先になる可能性が高いため、既存の LXD ユーザーは移行方法を見つけることを急ぐ必要はありません。 +Incus には 2 種類のリリースがあります: + + * LTS リリース + * フィーチャーリリース -次で詳細を確認したり、質問したりできます。 +現時点では、LTS リリースはリリースされていません。 -- Github: [https://github.com/lxc/incus](https://github.com/lxc/incus) -- フォーラム : [https://discuss.linuxcontainers.org](https://discuss.linuxcontainers.org) + +フィーチャーリリースは、毎月リリースされ、新機能とバグ修正が含まれています。フィーチャーリリースに対する通常のサポート期間は約 1 ヶ月、もしくは次のリリースがリリースされるまでです。一部のディストリビューションでは、出荷を決定した特定のフィーチャーリリースに対して、より長いサポートが提供される場合もあります。 -Sincerely, + +Incus の商用サポートは [Zabbly](https://zabbly.com/incus) から得られます。 + +# 言語、ライセンス、貢献 + +Incus は Go で書かれています。フリーソフトウェアであり、[Apache 2 ライセンス](https://www.apache.org/licenses/LICENSE-2.0)のもとで開発されています。 + + +Incus のソースコードは [GitHub](https://github.com/lxc/incus) 上にあります。 -Aleksa Sarai と Linux Containers チーム +Incus に貢献するための CLA や、同様の法的同意はありません。ただし、コミットは Signed-off(the DCO - Developer Certificate of Ownership に従う)する必要があります。 -   Christian Brauner -   Serge Hallyn -   Stéphane Graber +[GitHub logo](https://github.com/lxc/incus) +****** From a5c396b412ca3d168dfe419f8f241a117137a4d3 Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: KATOH Yasufumi Date: Mon, 20 Nov 2023 19:15:12 +0900 Subject: [PATCH 2/2] Fix the link to installation page in English Incus page Signed-off-by: KATOH Yasufumi --- content/incus/introduction.md | 2 +- 1 file changed, 1 insertion(+), 1 deletion(-) diff --git a/content/incus/introduction.md b/content/incus/introduction.md index 745bdb32..1aa68ec4 100644 --- a/content/incus/introduction.md +++ b/content/incus/introduction.md @@ -61,7 +61,7 @@ For Debian and Ubuntu users, we recommend the [packages provided by Zabbly](http In addition, the Incus client is available for Windows and macOS. You can use the client to connect to an Incus server running on a Linux machine. -More details can be found in our [installation guide](/incus/docs/main/reference/devices/). +More details can be found in our [installation guide](/incus/docs/main/installing/). # Support Incus has two kind of releases: