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Neural Network Consoleの例

Neural Network Consoleについて

Neural Network Console(以下NNC)を使用して、NNBファイルを作成する方法を説明します。

NNCは、SONYが提供するディープラーニングモデルの開発環境となります。このツールはGUIを備えているため、直感的な操作によってディープラーニングを扱う事が出来ます。

NNCには、Cloud版とWindowsアプリ版が用意されていますが、ここではWindowsアプリ版を使用します。

NNCのダウンロード

ダウンロードは以下の場所から行えます。

セットアップ方法については、オフィシャルドキュメントを参考してください。

Note
NNC本体は無料でダウンロードする事が出来るのですが、起動時にアクティベーションが必要となります。
アクティベーションはSonyアカウントかGoogleアカウントが必要となります。
なお、NVIDIA製GPUがインストールされていると、より高速な動作をします。(ここで扱う程度のものであればGPUは不要です)

NNCを使った作成手順

ここでは、非常にシンプルな機械学習モデルを作成します。

今回は以下のようなモデルを作成します。

  1. 0.0から1.0の範囲で10種類の値を生成します。

  2. 生成された値の中から最も大きな値を選びます。

プロジェクトの作成

NNCを開いて新しいプロジェクトを選択します。

開くと以下のような画面に切り替わります。

nnc 01

データセットの設定

コンピュータにどんなことをさせたいのかを教えるためのデータセットを渡します。

データセットは問題と回答がセットになったものとなっており、NNCでは以下のように渡します。

res/example_01.csv

x__1やy__6といったカラム名は、CSVのデータを配列として認識させるための特別な表記方法となります。

データセットには以下のように設定してください。

  • Trainingにはexample/simple/dataset/simple_t.csvを設定

  • Validationにはexample/simple/dataset/simple_v.csvを設定

ネットワークの作成

データセットを割り当てたら、学習と推論を行うネットワークを作成します。

ここでは以下のようなネットワークを作ります。

nnc 02

準備が出来たら、右上の実行ボタンを押すと学習が開始されます。

学習

学習が開始されると、以下のような画面に切り替わります。

学習が進むたびに折れ線が伸びて下降していきます。

nnc 04

NNBの取得

学習が完了しまたら、右側の学習結果リストの上で右クリックをしてください。

表示されるメニューにエクスポートというのがありますから、そこからNNBを選んでファイルを保存してください。

Note
Godotから利用する方法については、demoフォルダに格納されているprojectを開いて確認してください。

Neural Network Libraryの例

Neural Network Libraryについて

Neural Network Libraries(以下NNabla)は、SONYが提供するオープンソースのディープラーニングライブラリです。このライブラリは、Pythonを使用して、少ないコード量で直感的に計算グラフ(ニューラルネットワーク)を定義することができます。

NNablaのダウンロード

NNablaはPython言語のモジュールとして提供されています。ですのでまずはPython環境が必要となります。

Note
ここではPythonの導入方法について詳しく説明しません。
すでにインストールされているという前提で以降は説明します。

インストール方法はpipを使用して以下のようにインストールをするだけです。

pip install nnabla

コーディング

コーディングについては、example/simple/simple.pyに記載されている内容を参考にしてください。

simple.pyの内容は、NNCを使って作業したものと殆ど同じとなっています。

NNBの取得

NNablaから出力できるものはnnpという拡張子のものとなりますので、このファイルをnnabla_cliというツールを使用して変換します。nnabla_cliはnnablaをインストールすると一緒にインストールされます。

変換は以下のように行います。

nnabla_cli convert -O NNB model_simple.nnp model_simple.nnb

NNabla C Runtimeで使用できる機能について

NNabla C RuntimeはNNablaのすべての機能を利用する事が出来ません。

モデルを作成する場合は、対応していない機能を使わないように設計してください。

使用可能な機能については以下を参考にしてください。